矮性トマトのメリット②
通常のトマトやミニトマトは、ソバージュ(放任)栽培や2本仕立てとかにしない限り脇芽は除去することが望ましい。
そうしないと
葉→葉→花→葉→葉→花…
強い脇芽→葉→葉→花…
強い脇芽→葉→葉…
となり、生長点が分岐しまくり、
養分が分散してしまうためだ(弱い脇芽は省略)
一方の矮性ミニトマトは脇芽をかかなくていい。
それどころか、必ず脇芽を残しておく必要がある。
その理由は、芯止まりという性質にある。
具体的には、成長の段階が
葉→花→葉→花→芯止まり
強い脇芽→葉→花(→葉→花)→芯止まり
どこかの脇芽→葉→花…
となり、あたかも人為的に摘芯を行っているかのように芯が止まっていくのだ。
画像だとこうなる。
品種はプリティーベル。
(余談、この品種、茎の伸長と花芽の付き方のバランスが良くていい品種だなと思う。しかもよく見たらトリプル花房やん)
だから、矮性トマトの脇芽をもいでしまうと生長点がいずれ全部なくなり、花芽がついえてしまう。
レジナかなにかのブログを拝見した際に
「一度収穫したら終わってしまった」
とレビューがあるのは、芽を整理してしまったか病害虫にやられてしまったせいだろう。
上手な方ではナスみたいに切り戻して長期間収穫されてる方もいて、これが正しい矮性種の栽培スタイルなのだと思う🍅
といいつつも、レジナみたいに極端に低身長の品種は実の下から脇芽が出てきたりしてゴミゴミになっていくから、生長点の個数を把握しながら適度に脇芽を整理していくのもありかもしれない。